KTM製D51車輛整備-2


 過大電流の原因は各ロッドやバルブギヤの動きが渋い為と判断。釣り掛けウォーム外して線路上で傾けると、420mm長の直線で片端30mm以上持ち上げないと転がらない。パーミルに直すと71.4、碓氷峠より急坂でも動かんのかい。(汗)
 悪戦苦闘。まずスライドレールが後端広がりを押さえて曲げる。左メインロッドが歪んでいて修正。さらにこれが入るクロスヘッドの摺動部に錆。摩擦が多くてメッキが剥がれたのかな。錆落として注油、機械は正直だネ。
 リターンクランクをクランクピンに留める半田が多すぎて膨らみエキセントリックロッドと干渉、半田を削り落とす。モーションプレートが低くて引っかかる様で、ワッシャを挟んで0.3mmほど上昇させる。ラジアスロッドの軸穴がネジからズレていてハメ直し。以上アレコレで多少は軽くなりましたが、まだサイドロッド上昇時に重くなる。これ以上は…もう分から~ん。(泣)

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 左側の第三・第四動輪の間には写真の様に集電ブラシを作成して追加、テンダー集電無しでも下回り単体で試運転できる様にする。600R通過調整の為でしたが、ワッシャ除去で早々に目標達成できたため、手間かけたのに盲腸的機能。(汗)ブラシはNのC57艦娘の先台車から外した薄いリン青銅板のを転用。
 さらに第一動輪から始まる脱線を抑制する狙いで、シリンダーブロックの空間に釣り用板オモリを折り畳み押し込み前方を補重。

 棒型モーターはコッキングが酷く、分解OH。前後方のフェルトに注油、#1000耐水ペーパーでコンミテータ研磨、構造を支えるネジ3本を緩めたり締めたりして軸出しするとコッキングは大分減りましたが、600Rを周回させるとパックのブレーカーが作動してしまう。分解すると軸がまた重い。取り付けで歪んでる? 台枠との間に挟むゴムのヘタりを疑い、エンチョーで買った1mm厚100円のゴム板と交換。
 あと集電ブラシスプリングの圧力も高すぎるみたい。以前のとれいんで「棒モーターはこのバネ調整が肝」という東北の某先輩の記事を読んだ記憶が。摩擦が軽くなればその分トルクが出せるかもと考え、市販の線径0.29mm、外径3mmのバネを少し伸ばして弱くし、短く切ったモノに交換。すると当初起動が悪かったですが、ブラシが馴染むと以前より2Vほども起動電圧が下がり、ブレーカーも飛ばなくなった。スルスルと走る様になり、遂に実用域に達した感じでニンマリ。

 あとこのロコ、先台車・従台車ともスポークや絶縁ブッシュにバリがあり、円滑に回転していませんでした。特に従台車はダイカストの出来が悪く、バリまみれのまま塗装されて組み立てられていた。一番酷かったのは軸受で、よく見たら左右1mmも高さが違っていた。よく脱線したのも道理で、軸受のバリをヤスって修正しましたが、試運転で従台車の首を振らせたら、後端が車体の端梁にハマり込んだ。R600通過は考えてナイ、という事でしょうか。

 買った時は外観のキレイさで選びましたが、やはり安い物には理由がある。私には安くなかったケド。この子は仕上げの悪い部品が集まっちゃった「ハズレ」のロコだったのでは、と思いました。…だから新聞紙にくるまれてドナドナされてしまったのでは。
 でも他方、完成車主体であっても、こうしたメカ不具合を直しながら楽しむのが、16番本来の楽しみ方では、とも思いました。それだから昔は「塗装済みキット」なんてのが結構出ていたんでしょう。


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by kamidensha-oomura | 2018-11-04 22:01 | 16番(HO)車両・線路の修理・改造 | Comments(0)

ペーパー製などの鉄道模型を作って楽しむブログです。


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