人気ブログランキング | 話題のタグを見る

MODEMO製JR東海373系モーター離線対策?

 表題の件、話は2019年5月のグランシップトレフェスに遡る。
 車輪脱落を解決して快調に走っていた筈の、ワタクシのMODEMO製JR東海373系特急ふじかわが突然本線上で停止、原因不明の接触不良で運転中止。
 フタ開けて調べてみると、車体がタルんだかユルんだか、中のモーターの端子が台車からの細長いリン青銅板に接触できなくなって動かなくなった事が判明。端子の先端を押し上げ、接触できるように…したら、その圧力で床板が中央部で下にたわんで何ともダラシナイ状態に。昔のTMSでスウェーバックと表現してた奴ですナ。アメリカ貨車の床にフィギュアが片足突っ込んでギャーとかなってた写真を思い出します。
聞けば皆様の373系も、床がたわんだ、線路に擦ったと色々悪評が。
MODEMO製JR東海373系モーター離線対策?_b0403442_17135570.jpg

 そこでこの接触圧を下げつつ導通を確保する改造を。シカシ今回まともなようでマトモでない正攻法で試みたので余りお勧めできない。モーター端子の板バネ状に接触するリン青銅板がブ厚すぎるので、ここを細いコイルバネ2個に置き換えてみたのです。仕組みは写真の通り。元の端子板は意地で再利用、曲げ戻したら折損不可避と思い、ガス火であぶって焼鈍してみたら大丈夫だった。今回冴えてたのはここダケ。
MODEMO製JR東海373系モーター離線対策?_b0403442_17131616.jpg

 コイルバネはKATOのN用アーノルドカプラースプリング。これを2個ハンダ付けして、長さを切り揃えて…と書けば簡単だけど細かくて大変、最後になって寸法直しを強要されたりバネが2個とも外れるとか泥沼、結局休日の夜を殆んどこれで潰す羽目に。この部分は皆さんシンプルに0.1mmリン青銅板で全部作り直したほうが良いと思う。モーター端子と上側の両方を、ハンダ無しで圧着できるように…。
 しかも良くない事に、これだけ苦労したのにプラ製床板のタルミが直りきらない。もともとモーターの穴が端子部分でデカすぎ、最も細い部分は3mmそこそこの幅しかない。後付けのプラ製の床下機器のローレリーフも薄くて補強の役をなさない。これを全金属製にすればいいのか。…でもそれなら床板全部真鍮で新製したほうが確実そうだ。
 上にくるキャピンの床側からネジを入れて引っ張り上げたら…とも思うが、幅のないバラストとリン銅を貫通出来そうな部分を見つけるのが大変そう。結局軟鋼製のバラストを僅かに逆反りにしてお茶を濁していますが、ハタ目にも分かる状態で、いずれ再工事が必要そうです。
 でこの辺の工事、今年2021年5月に開催予定のグランシップトレフェスに備えての緊急整備なのですが、コロナ第4波がこうなるとは。開催予定で進んでいるのですが…分かり次第、お知らせします。

by kamidensha-oomura | 2021-04-28 17:17 | MODEMO製16番373系修理改善

ペーパー製などの鉄道模型を作って楽しむブログです。


by kamidensha-oomura