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JR313系8000番台、トレフェスでの苦闘

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 トレインフェスタでデビューを飾った、ペーパークラフト313系8000番台3連。
 車体型紙は過去300番台での製作実績もあり3日で作れましたが、下回りが大苦戦。中古部品の使い回しが祟って不具合続出、最終日まで大修理の連続でした。
 もとは300番台の時に使ったKTM初期製品のキハ82のモーターとギヤが不調だった為に、鉄道友の会の山口さんから頂いたジャンクパーツから採ったインサイドギヤと縦型モーターDV18Aに換装、したのが、先日アップしたこの写真。
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 ところが金曜夕方に敷設成った友の会のレイアウトで試運転すると、ポイントに配向側から進入するとフログ部分で「ドカッ」といって脱線する。車輪のバックゲージ過少か、後方のバラスト過重か? ノギスで測ると幸い通常値、ならば台車の動きが悪いのか。台車に近いバラストを1個外す。モーター側面と車体の干渉も疑われ、車体補強の3mm角ヒノキ棒を必死で削る。
 モーターもEF65-2号機に状態の良いモーターを集めた残りのハズレ品で、やたらと電流を喰って重い。ブラシ廻りを再分解すると、絶縁用のベークライト製のバネ受けが規格違いで長い上に片側のベロが折損、ブラシの姿勢も異常だった。ブラシスプリングを思い切り弱めると、1A近かった消費電流がいきなり600mAまで下がった。これが正解だったのか…
 土曜日はこの状態で会場に持ち込み。快調…と思われたが、6番ポイントやトンネル前のカーブで先頭台車が脱線してしまう。フロントが軽すぎる、急遽プチ電動力車から外したミニ四駆のバラストを前端にセロテープで貼り付け。カーブは通れるがポイントはトングレールを乗り越えてしまい、側線に入れられない。
 そうこうするうち駅構内線で通電しなくなる不具合も発生。どうやらまだ電流過大で、レイアウト側の給電リレーの接点が怪しくなるらしい。帰宅後、当鉄道で最も調子の良い縦型モーター、岳電7000系ペーパークラフトに使っていたDV18Cとギヤに換装。これも中古だ、確か当鉄道の最初期にパワートラックが高くて買えず、静岡市のさの模型で1500円で買ったヤツ。(汗)キハの台車にはショートの疑いもあるので台車や配線も全部入れ替えたが、キハのボルスターが異形のため、心皿位置を下げた専用ボルスター受けを作らねばならず、1mm真鍮板から大急ぎで切り出して作成。以前の4輪集電化のせいでモーターを止めるビスが集電ブラシが邪魔して締めにくく、組み立てで10分以上格闘する。ポイント乗り越え対策で前側台車も入れ替え、首振りを軽くすべく補助集電用の配線を最も細いリード線に変える。以上午前1時までかけてようやく修復。
 さて翌日11:30、フジレールクラブ遠藤さん達の前で入線するも、今度は空転また空転。どうやら前夜、車体前方にさら追加したバラストが災いして、前後の荷重バランスが崩れてしまったようだ。仕方なく後方の300番台2両を外して3連に、これでようやく安定して走るようになりました。

by kamidensha-oomura | 2022-05-18 18:00 | 16番(HO)車両・線路の修理・改造

ペーパー製などの鉄道模型を作って楽しむブログです。


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